2016年3月20日日曜日

ブラウン 電動歯ブラシ 電池復活できるかな?

 シェーバーの電池が復活したので、ブラウン 電動歯ブラシ プロフェッショナルケア500(Type 3756)も復活できるか挑戦です。
 満充電後、3日くらい使うと充電ランプが点灯してしまいます。いつ購入したか不明ですが、2013年発売らしいので3年もたっていません。リチウムイオンと違ってニッケル水素(NiMH)はメモリ効果による劣化が発生しやすいので、まず間違いないでしょう。
分解方法はマニュアルにも書いてあるけど、こちらの動画が分かりやすい。
歯ブラシ側は、ゴム部分をリング、下側はツメ2カ所で固定されているだけです。

では実験開始です。
・充電ランプが点いた直後の電圧が1.3Vもありました。NiMHの標準電圧は1.2V、放電停止電圧は1.0V程度ですので、休ませながらモーターを回してみます。電池ランプ点灯後にもかかわらずかなりの時間動作し続けます。やはり負荷が高くなると電圧降下し停止してしまうようです。

・モーターが動かなくなった状態で電圧を測ると、1.19Vとなりました。試しにパーフェクトネオで100mA、1.0Vで放電すると直後に停止します。もしかしたら過放電してしまったかもしれませんね。多機能充電器で放電したほうが良かったかもしれません。

電池を外すのは面倒なので、クリップで取り出します。ケーブルが細いので電圧降下がかなりありそうですが無視します。

この状態で、200mAで充電したところ、982mAh入りました。

次に、200mA、停止電圧 1.0Vで放電してみます。

結果は 525mAh。かなり差分が大きいです。100mAで放電すればもう少し行けるはずなので、その分もあると思います。

再度200mAで充電すると 602mAh。今度は概ねあってます。

電池の大きさ的に1000~1400mAhくらいなのですが、1000mAhとしても、かなり劣化してますね。


これでリフレッシュ完了です。充放電で活性化してパワーはかなり上がりました。

これで何日もつか楽しみです。

追記 シェーバーと異なり、歯ブラシは復活しませんでした。常に充電器の上に乗せて使うか、電池交換が必要のようです。

2016年3月13日日曜日

Panasonic ラムダッシュ ES8111P オーバーホールしてみた その2

新品の電池で使う予定でしたが、電池の劣化具合に納得がいかず古い電池で使ってみました。

なにせ、600mAhの電池で506mAhも容量が残っているのですから、勿体ないです。

結果は・・・・、一週間使い続けることができました!

オーバーオールで可動部分にオイルを入れたのも効果があったのかもしれません。

不思議なのは、付属の充電器で充電し一回使ってみましたが、充電催促ランプは点滅しなくなりました。もしかしたら充電回路側でもなにか管理しているのかもしれませんね。


【リチウムイオン電池のリフレッシュについて】

 前回のテストで容量を確認するために、 完全充電⇒完全放電⇒完全充電 を行っています。
リチウムイオン電池はメモリー効果が発生しにくい電池ですが、リニアモーターは比較的消費電力が大きく、電圧が低下すると脱調するので、電池に容量が残った状態で再充電を繰り返し、結果として電池にメモリー効果が発生していたようです。

電池テスタで容量が残っている場合は、リフレッシュすることで再利用できることが確認できました。

2016年3月7日月曜日

Panasonic ラムダッシュ ES8111P オーバーホールしてみた

長年愛用のシェーバーですが、電池が弱ってきたのかすぐに電池がなくなります。

マニュアルに電池の取り外し方法があるので、電池交換は簡単に出来ます。

では手順に従って、①下側カバーのネジを外す。

②下側カバーを外す。

青色のプラスティックを外し、ネジ8本外す。

上カバーを外すと電池とご対面。下側が+です。

マニュアルを読むと、メンテが悪いと負荷が増し使用時間が少なくなると記載があります。
本体内部にもゴミがかなり浸透しているので、全バラしてみました。
注.リニアモーターを外す必要があるため、半田作業が必要です。

ってことでバラバラになりました。超音波洗浄機で汚れを浮かし、歯ブラシで綺麗に磨きます。

さて、組み立てるか・・・・。うっ・・・組み合わせが複雑でどうやって組み上げるか分からない ^^;
こういう時に、分解しながら撮影した写真が役に立ちます。

こんな感じで組み上げていきます。

形になってきた、

最初の状態に戻りました。

内部もピッカピカです。

さて、次は電池の劣化具合を確認します。電池には「リチウムイオン電池」としか記載がありませんが、マニュアルにはしっかり記載されています。

 円筒密閉型リチウムイオン(Li-ion)蓄電池 3.6V 600mAh

金具がついている以外は普通の電池です。BT-C3100で確認したところ、

 500mA放電  506mAh
 再充電     530mAh

と定格容量600mAhに対して84%となっています。

問題は内部抵抗が 242mΩ(251,286,273)のためか、満充電にも関わらず使用直後に充電催促ランプが点滅します。新品は、184mΩ(178,182,191)なので、内部抵抗増加による電圧降下でランプが点くのでしょう。必要電圧が高いようで、容量が残っているのに使えないのは残念です。

とりあえず新品のシェーバーから電池を取り出し、現行機種の刃がダメになるまで使いたいと思います。